MOQ(最小発注数量)のご案内
MOQを何枚にすればよいか迷っている場合でも、重要なのは数字そのものではなく、生地手配、裁断ロス、工程難度、再発注計画をどう成立させるかです。多くの新規ブランドにとって、100 枚は市場テストを行い、その後の追加発注設計まで見通しやすい現実的な出発点です。
向いているケース
- 立ち上げ初期のアパレルブランド
- 小ロットで需要検証したい EC ブランド
- 在庫リスクを抑えたいチーム
- 初回ロットを走らせてから追加発注設計を固めたい案件
向いていないケース
- 商品方向が未確定のまま大量生産を急ぐ案件
- サンプル確認や素材基準の調整を省きたいチーム
- 色数、サイズ数、工程条件が細かく分かれているのに極端に低い MOQ を求める案件
MOQ は枚数だけでなく、生地手配、色数、サイズ展開、加工内容、ライン編成まで含めて判断する必要があります。
なぜ 100 枚前後が基準になりやすいのか
| 注文タイプ | 最低数量 | 補足 |
|---|---|---|
| 1 型 1 色 | 100 枚 | 市場テスト向けの基本条件 |
| 1 型 複数色 | 各色 50 枚 | 生地使用量と色別計画を確認 |
| 混合注文 | 200 枚以上 | 複数型を少量ずつ進める場合 |
MOQ に影響する要素
- 生地や付属の最低手配量
- プリント、刺繍、特殊工程の有無
- サイズ数と色数が多すぎないか
- 再発注前提で基準を揃える必要があるか
FAQ
100 枚未満では対応できませんか?
案件によっては可能ですが、単価は上がりやすく、素材や工程条件の確認が必要です。
複数色を合算して MOQ を満たせますか?
場合によります。各色の数量と生産の複雑さを一緒に確認します。
初回は少量で、売れたら追加できますか?
可能です。初回でフィット、素材、仕様基準を固めておくことが前提です。
MOQ は低いほど有利ですか?
必ずしもそうではありません。低すぎる MOQ は単価上昇や供給不安定につながることがあります。
自社案件の MOQ を先に確認したいですか?
商品イメージ、色数、希望数量、販売市場を送ってください。進めやすい発注条件を整理してご案内します。
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